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餘寒

 



いっぴきの猫が暗闇に紛れて

工事用の足場を渡ってゆくのを

誰も見ていない

電車を待つ駅のホームは

明るすぎて



帰宅すれば

食器棚は不安でささやき合い

本棚は怒りでわなななき

椅子の上はがくがく



一足しかないスニーカーを洗いながら

遠くのサイレンが小窓から忍び込み

深夜の浴室に

いつまでも細くたなびく


 

| 詩作 | 23:54 | comments(5) | - | pookmark |
コメント
そして、それを見ている私、なにを考えていたんだろう?
| OZK | 2012/03/18 7:13 AM |
うーーワタシこれ好き^^
| やすこ | 2012/03/18 10:54 AM |
>OZKさん
それを見ていたわたしは、他に気づいている人がいなかと辺りを見回していました。(笑)

>やすこさん
ありがとうございます!<(_ _)>
| uchikoba | 2012/03/18 7:50 PM |
深夜にひっそりと作業してた時、
「気づいたら、世の中の人がみんないなくなってて、自分だけになってしまった」ような錯覚を覚える瞬間を思い出しました。
あの感覚、結構すきだったなぁ。
| オガチ | 2012/03/19 11:10 AM |
>オガチさん
そういう瞬間ってありますよね。(*´ー`)
夜ってそういう時間なのかもしれません。
| uchikoba | 2012/03/20 11:08 PM |
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